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原始仏教ガール’s日記

気づけばすっかり仏教徒。 twitter @music_buddha

【ブックレビュー】わたしが仏教に出会うきっかけになった大切な本、『自分を変える気づきの瞑想法』(サンガ)

『自分を変える気づきの瞑想法』(サンガ)が新しくなりました。

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▲左が2004年発売の初版、右が2015年3月発売の新刊。表紙も大胆にイメージチェンジ。

 

『自分を変える気づきの瞑想法』は、わたしが仏教に出会うきっかけになった本です。生き方に悩んでいた友だちが、たまたまこの本と出会い、「この本、なかなかいいよ!」と、紹介してくれたおかげで、この本に出会うことができました(その経緯は、『別冊サンガジャパン 1 実践! 仏教瞑想ガイドブック』にも少し書いています)。

 

この本のおかげで、わたしはスマナサーラ長老のことを知りましたし、仏教にも興味を持つようになりました。今振り返っても、本当に、自分の人生に大きな影響を与えた一冊だなと思っています。

 

どんな本?

この本は、慈悲の瞑想とヴィパッサナー瞑想について解説されている本です。仏教のことをまったく知らない初心者でも、すぐに実践できるよう、実にわかりやすく、瞑想のやり方が説明されています。

 

全体的にとても現実的で、「読んでわかったつもりになっても、自分でやって体感しないとまったく意味がない」ということを実感させられる本でもあります。瞑想とは何か、何が苦しみの原因なのか、どうすれば苦しみから逃れられるのか、といったことも、瞑想という軸を通して明快に解説されているので、とても納得感があります。

 

この本はとても人気があるようで、2004年の初版発行以降、内容を少しずつバージョンアップしながら、増刷を繰り返してきています。今回は、本の途中にところどこと挟み込まれている短いコラムや、瞑想で困ったときのQ&Aがバージョンアップされていたり、また、ヴィパッサナー瞑想の章に、「食事の瞑想」が初めて追加されたことで、より一層、充実した、読み応えのある本となっていました。

 

「食事の瞑想」の章では、その「やり方」が丁寧に書かれているのはもちろんのこと、「お肉より野菜中心の料理のほうが、何度かんでも気持ち悪くならないのでオススメ」であるとか、「カレーのような混ざったものではなくて、おかずひとつひとつが独立した、幕の内弁当のほうが好ましい」だとか、食べるものに関してのアドバイスも具体的に入っています。とても参考になりました。

 

追加された「食事の瞑想」のパートにも、やはり、長老ならではの笑いの要素が仕掛けられています。読んでいて、いつの間にか楽しい気分になってしまいました。笑いを鋭く狙っているところが大好きです。

 

頭がハテナマークでいっぱいの方にも…

今回の版では、スマナサーラ長老が初版のQ&Aの内容を全体的に見直し、「今現在」の長老の感覚で、Answerを追加・修正していらっしゃるのもひとつの見どころです。初版を手元に置きながら、新刊のQ&Aを読むと、新たな発見がいろいろとあります。

 

Q&Aコーナーの最後の方には、「ヴィパッサナー瞑想の種類は?」という項目があります。ここ2〜3年の間に、いろいろな本やWEBなどの情報のおかげで、誰もが気軽に仏教瞑想を学べるようになってきていますが、その一方、様々な情報にアクセスできるようになったために、仏教瞑想の、いろいろなやり方が耳に入り、「◯◯式と××式は、いったい何がどう違うのだろうか??」など頭の中がハテナでいっぱいになっている方も多いのではないかと思います。この項目では、そういった疑問に、長老が短く簡潔に回答してくださっているので、学びすぎて頭がもやっとしている方が頭がスッキリさせるのにもぴったりかも、と感じました。

 

また次のバージョンが出るまで(出るでしょうか??)、この本を大事に、いつも手元に置いて、日々の実践につなげたいと思っています。

 

この本があることに、本当に感謝しています。