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原始仏教ガール’s日記

気づけばすっかり仏教徒。 twitter @music_buddha

人は皆、自分の存在をとかく過大評価しがち/クーリエ・ジャポンのスマナサーラ長老のコラムより

今月号のクーリエ・ジャポンは、海の表紙がとっても涼しそう。今日のように暑い日は、こんな海にプカプカと浮かんでいたいものです。

 

さて、今回のクーリエ・ジャポン。特集は『世界に学ぶ"生活と思考の整理法" もっと「シンプル」に考えよう。』です。

 

「スティーブ・ジョブズはなぜ「シンプルさ」にこだわったのか」といった記事や、「田舎でIT」の先駆け的存在である徳島県神山町の「えんがわオフィス」で働く人々の記事、ときめく片づけで人気のこんまりさんをフィーチャーした記事など、いろいろな角度から「シンプル」ついて言及されています。

 

注目すべきは、この雑誌のP.66に掲載されているスマナサーラ長老のインタビュー記事。スマナサーラ長老は『「怒り」を捨てて生きる スリランカ初期仏教の智慧』というタイトルで、2ページにわたって「怒りを捨てる」方法について語っています。

 

読んでいて印象的だったのは「人は皆、自分の存在をとかく過大評価しがち」という部分。エッセンスを抽出すると、

  • 農業を例に例えるとわかりやすいが、作物を育てるとき、人の計画や行動よりも、天候や土壌といった"外の世界"の影響力が圧倒的に大きい。人の影響は微々たるもの。
  • どんなことも「自分の思い通り」に運ぶことはない。人生もそれと同じ。しかし、人は自分の力や存在をとかく過大評価しがちなので、世界を認識するとき自分というファクターを大きく見積もりすぎて、物事がうまくいくと「思い通りだ」と喜び、失敗すれば「想定外だ」と腹を立てる。

 

「農業と人生は同じ」と断言されて、目からウロコです。自分の力を過信することも、逆に「自分はダメだ」と思うこともよくないのだそう。どちらも「自分」を大きく見積もりすぎているからだと。

 

「自分が自分が」という自分中心の考え方は横に置いておいて、自分がいかに「外の世界」の力を借りながら生きているかを理解し、ひとりひとりが「外の世界」に役立つことを、自分のやれる範囲で行いましょうというお話で、心が洗われました。

 

スマナサーラ長老のインタビュー記事には「怒りを捨てるための3ヵ条」など、ほかにも役立つ内容がたくさん。暑い夏休みにシャキッと気持ちを立て直したい方にお勧めです。昼下がりの読書タイムにいかがでしょうか?

 

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↑なぜこのコラムにこの写真?