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原始仏教ガール’s日記

気づけばすっかり仏教徒。 twitter @music_buddha

わたしにはちょっと怖かった、グリーンヒルの東京瞑想会

ちょっと前にグリーンヒルの瞑想会に行ってきました。

 

グリーンヒル瞑想研究所とは?

グリーンヒル瞑想研究所とは地橋秀雄さんが主催する瞑想の研究所。地橋さんは1978年より解脱を求めて修行生活に入られ、断食、ヨーガ、大乗仏教、内観など、様々な修行を巡り巡って、最終的にブッダのヴィパッサナー瞑想にたどり着いた方だそうです。

 

タイ・ミャンマー・スリランカで瞑想やアビダルマを学ばれ、1990年以降は、日本テーラワーダ仏教協会でスマナサーラ長老に学ばれたとのこと。長年、瞑想を研究、実践されています。

 

瞑想会でやったこと

参加した東京瞑想会は、朝から夕方までの一日コース。午前中は、歩行瞑想と座る瞑想の初心者指導がありました。教えてくださるのは地橋さんではなく、グリーンヒル公認の瞑想インストラクターのかた。「グリーンヒルで瞑想をするのは初めて」という人が対象で、10〜15人ほど参加していました。ひとりずつ前に出て、歩く瞑想をやり、アドバイスをいただきました。指導は明確でたいへんわかりやすかったです。

 

しかし、その場の団体的・強制的な雰囲気には、少々及び腰になってしまいました。真剣に取り組むあまり、客観性を失ってゆく全体の空気感に恐怖を感じ、いつの間にか自分自身が頑になってしまい、最後までリラックスできず。

 

過去形でラベリングする歩行瞑想

歩行瞑想はスマナサーラ長老から習ったやりかたとは違い、「離れた、進んだ、触れた、圧(あつ)」という独特の言葉を使いました。動詞は過去形。

 

ラベリングするタイミングも厳密に決められていて、「離れた」は、軸足ではないほうの足が床から離れたあとに言う、「進んだ」は、足を前に空中で30センチほど進めたあとに言う、「触れた」は、足が床が完全に触れた後に言う、「圧(あつ)」は、その足に完全に体重が乗り、重心の移動が終わったあとに言う、と決まっています。それを、ものすごーくゆっくり行います。一歩進むのに10秒ぐらい。

 

スマナサーラ長老のところで習ったやりかたは「左足上げます、運びます、下ろします、右足上げます、運びます、下ろします」と、動詞はすべて現在系。わざわざゆっくり歩くこともせず、わりとふつうの速度だったりします。普段、スマナサーラ長老のところで習ったやりかたでやっていることもあって、「歩行のひとつひとつの動きの超微細な感覚」にこだわり「過去形でラベリングする」というグリーンヒルのやりかたをすぐに理解するのは、ちょっと難しくて、自分の中でなかなか切り替えがうまくいきませんでした。

 

真剣に修行している人たちが集う場

年齢層は20〜70代ぐらいまで様々でしたが、圧倒的に男性が多かったです。坊主系のさっぱりした髪型の人も多く、これまでに行ったどこの瞑想会よりも「真剣に修行をしに来ている感」が強かったように感じました。単独で来ている人が多く、無駄なおしゃべりもありません。ストイックに修行をして真剣に生きようとしている姿はとても美しく見えました。

 

宗教色は控えめ

午前中の初心者指導のときは仏教という言葉はいっさいなく、宗教色はナシ。午後の地橋先生の法話タイムでは、原始仏教の話がたくさん出てきましたが、お経を読んだりということがないので、マインドフルネス系の人でも気軽に参加できる瞑想会のように感じました。その後の質疑応答も、特に宗教に関することでなくても、何でも発言してOK。地橋先生はどんな質問にも的確に、まさに慈悲の心で答えてくださり素敵なかただなと思いました。

 

感想

超微細な感覚を感じることにこだわって、その感覚が終わったあとにラベリングする、ということに気を取られすぎてしまったために、瞑想をしているのだか、何かの部活の練習をしているのだか、自分でもよくわからなくなってしまったまま、今回の瞑想会は終了。撃沈です。

 

こだわりをなくすのが目的のヴィパッサナーで、手法にとらわれすぎるのは自分には難しそうなので、自然にできるスマ長の歩く瞑想を、やはり今後も続けてみようと思いました。